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今日はこれを読みましたよ。

オーケンのめくるめく脱力旅の世界 (新潮文庫)

グッときたのはスイカちゃんとお別れする章だ。
自分の失恋と重ね合わせてしまったのを差し引いても、やはりオーケンの文才はこういうテーマでこそ輝く気がする。
他の章では笑わせてもらったし、障害者プロレスを見に行く章は行間からある種の覚悟が見て取れた。
自分自身を俯瞰して、場合によっては適切な演出を加える。
表現者は斯くあるべきだ。