週刊化してきてますね。

名前のバリエーションなんてものは理論上は無限にあるんだろうけれども、実際には余程奇を衒ったものでない限り唯一無二の名前というわけにはいかないものである。
例えば「さとしくん」は小学校にも高校の同じクラスにもいたし、大学でも知り合いになったし、更にはバイト先にもいたりする。
自分と同じ名前の人に会ったことも数知れず。
で、何気ない会話で相手の言葉の中にふと耳慣れた名前が出てきて、その人には会ったこともないのだけれど、その名前が勝手に記憶の糸を手繰り寄せてしまうことがある。
それが例えば胸の奥に封じ込めていた思い出だったりすると、暫し感傷に浸ってしまったりして。
だからお姉ちゃんの名前とか友達の名前とか無闇に口走らないように。