虎と龍

中日-阪神戦のことではなく。


録画しておいたタイガー&ドラゴンを見る。
キャスト、脚本、演出、どれをとっても前評判通りに面白い。
が、西田敏行の噺はいただけない。キャリアも実力も申し分ない俳優だが、落語となると話は別。ドラマなんだから多少の粗には目をつぶろうとも思ってのだが、やはり間の取り方が悪すぎる。
それと、毎回一つずつ実際の落語のネタを題材にするようなのだが、いきなり一回目に芝浜をもってくるとはねぇ。好きな噺は?と聞かれた時には芝浜と答える僕としては、「あぁ、あのドラマでやってたやつね」なんて反応が返ってきた日にはもうそいつを寄席に引っ張っていって本物の芝浜を聞かせたい衝動に駆られるだろうし、といっても勿論近所に寄席なんてないわけでフラストレーションは溜まる一方...
というようなことを危惧しつつ見ていたら、あっという間に一時間が過ぎてしまった。
凄いことを凄いと思わせないのが一流だとすれば、このドラマは当にそう呼ぶべき作品であろう。長瀬、岡田の二人もマコトやぶっさんのイメージを壊さない好演で今後も期待できそうだ。


って誉めすぎか?