ダメ休日

前にもこんなことを書いたような気がするが今日も無駄に過ごしてしまった。
起きたらテレフォンショッキングをやっておりその時点で外出する気が萎えた。
なのでシャワーを浴びたついでに風呂掃除、飯食いついでに台所掃除。
テレビをつけたままネットをしていたところジャストに出ていたメイクアップアーティストを見て
なんで芸術の道に進む男はカマ臭くなるんだと考える。美しさを追求していく途上で自らも美しくなりたい
と願うのはわかる。が、美しいもの=女性的なものとなるのは短絡的すぎやしませんかね。
それとも彼らは決して女性になりかったのではなく、美を求め続けた結果としてたまたまオカマっぽく
なっただけなのか?化粧する男=オカマと認識してしまう俺の頭が固いのか?美輪明宏氏の例もあるしな。
でも数年前まで俺はビジュアル系ばっかり聴いてたぞ。おかげで洋楽の話を去れてもさっぱり分からんのだよ。


と、話も脱線したところで。
昨日購入した「炎の言霊―島本和彦名言集 島本和彦名言集」を読んでみた。
逆境ナイン」「炎の転校生」「仮面ボクサー」などで知られる漫画家、島本氏の作中に登場する
名言およびそのシーンをまとめた一冊である。
断っておくが僕は彼のファンでもないし作品を集めているわけでもない。
氏の作品が好きだという友人がいるので興味を引かれたのである。
読んでいく内にわかるのは、登場人物の発する台詞=作者の言葉とは限らないということだ。
一つの名言ごとに本人によるコメントがあるのだが、「そんなことないぞ」とか「でも言葉はカッコ良くても
殴り殺されるのはいやだよなぁ」など、意外に冷静にツッコミをいれておりちょっと肩透かしの感あり。
でもそんなもんなんだろう。町田康氏も「取材に来る人から、意外と普通の人なんですね、とよく言われる。
作中の人物と同一視されているのだろうが、あくまで小説はフィクションなのである。」というようなことを言っていた。
まあそれを踏まえても島本氏の作中の人物が吐く名言は、はっきり言って歴史に残る。だろう。