天気がいいので

まだ明るいうちから苦い汁を飲み、特撮を聴き、相撲を見て、飯食って、オーケンの本を読んで寝ます。
はい、ダメ人間です。


酔っての読書はなかなかオツで
混沌だらけの頭の中が収束されて一つになって
何処かに吸い込まれてゆくような自失へ向かう快感が
ぐるぐるまわってゆれてながれて
わかっちゃいるけどやめられない


読んだのは「ステーシー」です。
角川ホラー文庫なのですがいわゆるホラーとは違います。
描写はグロいし設定はオカルトですが、登場人物が自らの運命を呪うことなく
淡々と受け入れているからでしょうか、陰々滅々な気分にもならずに読めました。
書いた本人はノイローゼ状態だったそうですが。
なかなか素敵なトリップでした。
ステーシー