一昨日のバイト中、ふと父の誕生日だと気づいた。
日付が変わった後に帰宅し、駄文を認めてFAXで送る。
翌朝、実家からの電話で起きた。
案の定昨夜は既に床の中だったそうだ。
深夜の非礼を詫びつつ、改めて言祝ぐ。
五十二歳。
父には腹違いの兄が二人いたが、その二人の享年も五十二歳。どちらも癌だった。
今まで以上に身体には気を遣ってほしい。
とはいえ父方の祖父母は傘寿を過ぎてから亡くなったので長寿の血筋ではあるのかもしれない。
まぁ天龍源一郎とかグラン浜田のことを考えればまだまだ老け込む歳ではないな。



その日の朝には叔母(父からみれば妹)一家から誕生日を祝う電話があったらしい。
電話口で誕生日の歌を合唱してくれたとのこと。
最後に誰かに歌で祝ってもらったのって何年前だっけ?って指折り数える。
片手では無理だった。



誕生日が特別な日だとは思わない。
特に自分の生まれた日は。
祝ってくれるなら嬉しいし、拒まないけれども。
他人の誕生日は、まぁ、喜んでもらえるなら何かします。


そんで、こういうところから価値観の相違が誕生するわけ。