落ちたのは

飛び込んできたバッドニュース。
一昨日書いたことと矛盾するのは重々承知しているが、こんなに早くその日が訪れるとは思いもしなかった。
自らに対しては必要以上に懐疑的なのに他人の言葉は容易く信じ込んでしまう己の性格が恨めしい。
もちろん誰の発言でも鵜呑みにするわけではない。高野哲の言葉だから疑わなかった。
そんな自分が浅はかだった。行間を読めなかった自分が、眼前で発せられる音を全身で受け止めていると過信して、彼の思いの断片すら掴めなかった自分が、憎い。
僕はドレスカの会員ではないので、今回の情報は某掲示板で知った。
はてなユーザーの方の日記もいくつか読ませてもらった。
受け止め方は様々だけど、程度の違いこそあれ覚悟していた人が殆どのようだ。
nilのことを、メンバーのことを本気で考えていたからこそ、この展開への予兆を見逃さなかったのだろう。
そして僕は。
楽観的にも程があるよ、ほんとに。
一昨日の数十分間、お前は何を見て聴いて感じてきたんだ?
ほんの僅かでも予想できていたなら...
デキテイタナラ?
何か違ったのか?
そんな屈託を抱いてまともに四人を見れたか?
あの金星に心から浸ることができたか?
答えは考えるまでもない。否、だ。
だったらいいじゃないか。
今までのすべてのライブと同じように、確かにこの胸に刻み込まれたじゃないか。
御託はいらない。
感じたままに、信じたままに。
それでいい。


だから、ランランランを聴いてみた。
おかしいな、泣くような曲じゃないのに。