金木犀

未明のバイトは肉体労働なので頭脳は暇を持て余す。
四割方寝惚けた脳が勝手に巡らす思案は統制を失い暴走する。
テーマは毎日違うともいえるし、つまるところ毎日同じようでもある。
この足りない頭は考えてもどうしようもないことに囚われ
決して出口の見えない樹海を彷徨うかの如く堂々巡り。
なので今朝は脳細胞の無駄遣いをやめて少しは建設的なことを考えてみた。
有意義な思考は時間を忘れさせてくれる。
ようし、これは日記の根多になるぞと思った。
そして、忘れた。
だから明日のバイトはそれを思い出すことに頭を使おう。


木星と月と金星が連なり輝く。
バックミラーには映らない。