需要と供給

景気の先行きに僅かずつながらも光明が見えてきた昨今。
然りとて所得の格差が広がっているのも事実。
想像を絶する額を実業家が片手で動かす夜に、雀の涙のような報酬と引換えに己の身を削る労働者。
それでも働かなければならない。馬車馬の如く。
定職に就く意志もなく油を売っているのは余程の放蕩者だ。
なるほど、道理で灯油の価格が上昇するわけだ。