赤し

目を背けたくなることは山ほどある。
知りたくてもその糸口すらつかめないことも侭ある。
そして、見るべきこと、知らなければならないことがある。
受け取り方は人それぞれ。十人十色なのは当然。
己が目を疑う者もいるだろう。
知ってしまったことを悔やむ者もいるだろう。
恐怖に震えるかもしれない。
ぶつけようのない怒りが沸き起こるかもしれない。
時が経つのを忘れる程に悲しみに暮れるかもしれない。
それでも、見よ。
話はそれからだ。