2004-10-04 忘れた頃に 相方がいる。 何時からかはわからないが、気づいたらすぐ傍にいた。 そいつ様々な形でやってくる。 バイト中のミス。 朝8時の布団。 降り続く雨。 鏡の中の自分。 莨の煙。 うまく回らない鍵。 忘れ物。 一度取り憑かれてしまうといくら追い出そうとしても無駄なのだ。 こちらが足掻き、苦しみ、悶え、沈み、凹み、そして抵抗する気力が尽きてなおも 己の内側を蝕み、侵食し、消えたかと思えばまた眠りから覚め蠢く。 どうやらこいつと縁を切ることは出来ないようだ。 うまく手なずける方法はないものですかねえ。