カーリングが面白い。
スイープ、フリーズ、カムアラウンドなんていう専門用語が未曾有の勢いで日本国民に浸透しているのではなかろうか。映画の関係者もウハウハであろう。
予選リーグだけでも9試合もあるとか、未だにメダルの可能性が残っている数少ない種目だとか、大差がつきにくく緊迫した試合が多いとか、選手がそのへんの姉ちゃんって感じで好感が持てるとか、まあ、理由を挙げればキリがないわけだが、自分としては「意味が分かる」ところがいいんではないかと思う。
例えばスピードスケート。100メートルの通過タイムがいいとか、体勢を崩さずにカーブできているとか、転倒せずに滑れているかとかならまだいいのだけれども、コーナーワークとか足の運びとか腰の高さなんて素人にはまるっきりわからない。特に短距離なんかだとそんな考察を巡らせているうちに選手はゴールしてしまうわけだし。
また、スキージャンプなどは選手の実力以外の天候やコンディションに左右される要素が多く、失敗したとしてもスタートが悪かったのか飛行姿勢が崩れたのか風向きのせいなのかがわからない。おまけに採点まである。
んで、いわんやフィギュアスケートをや、である。お茶の間で炬燵に当たりながらテレビを見ているニッポン人からすればジャンプが成功するか否かぐらいしか判断しかねるのであって、ステップが華麗であるとかスピンが美しいとか演技力が高いとかなんてわかるわけがない。
結局これらの競技では、我々は結果が出るまで喜んでいいのか悔しがるべきなのかすらわからないわけである。
そこでカーリング。一試合が二時間半もかかる。解説者が素人に説明するための時間もある。エンドごとに得点が出るから形勢判断も容易に出来る。一投ごとにその狙いが見える。一投で試合を決めてしまうような劇的な場面も珍しくない。
やっぱスポーツの中では文科系寄りなんだろう(「氷上のチェス」って例えはどうかと思うが)。長野五輪の代表だった敦賀さんがNHKに出ていたけれど、とても体育会系の人には見えなかった。そういうとこに親近感が湧くわけだ。また代表枠を勝ち取ってリベンジしてほしいものです。


関係ないけど民放の五輪番組のジングルにDAITAさんの曲が使われてました。昨日はものすぽるとでACIDのGOが流れてました。

買ったもの

BUGY CRAXONE

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SMILE

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月刊ヒデキ創刊号

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月刊HIDEKI 1月号

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スケルツオ

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自分にできないことが出来る人を見ると単純に尊敬してしまう。
プロレスや野球が好きなのもそんな理由からかもしれない。
何事も見るとするとは大違いで、「まぁこれくらいならできるっしょ」が「え?これってこんなに難しかったんだ!」に変わる瞬間はいつでも新鮮で衝撃的だ。